一般的に原価管理を確りやっている会社は管理基準となる原価計画も立てている。
原価の要素には原材料の価格や人件費、為替、等等広範囲に亘って現実性の高い計画の立案が不可欠である。
原材料や部品は昔と違い、東南アジアやその他の国々から輸入するものが格段と多くなり、それらの国々の人件費の上昇率や、ドル建てであればドルと円、ドルと現地通貨のレートも先行きどうなるか想定した上で計画を立てる。
原価計画の複雑さから比較すると、原価管理は基本的にその対象とする工場での通過、国内であれば円で実績を把握し、計画地との差異がどの要素でどの様な理由により発生したかを経営者に報告する。
その意味で原価管理は工場経営の基本情報であり非常に重要だ。
今は歴史上一番の円高が続いており、国内の工場経営者達の多くが頭を悩ませている。
特に輸出を行っている会社では深刻である。
市場が国内のみであれば、原材料や部材を国内調達から国外調達に切り替えるだけで容易に原価切り下げが出来るのであるが、そうすると下請け企業の仕事が減ってしまう。
そういった判断も原価管理の詳細な内容から経営者によって判断される。
原価管理はつらい仕事でもある。